アメリカ・中国・日本の株などの2027年までの見通し、、、備忘録

2023年8月、アメリカを主とする世界的なインフレ圧力、それに伴う金利上昇。
中国の不動産神話崩壊、それに伴う信用縮小とデフレ化。

色々と今ある材料を咀嚼して見通しを立ててみる。

アメリカ経済

相変わらず購買意欲旺盛。インフレもお構いなしの消費者マインド。今日が良くないと明日は良くないというマインドで消費しまくり国家。

政策金利は5%超え。22年ぶりとのこと。ちなみに日本は−0.1%。アップル銀行は4%の金利をつけている。5000万なら200万が年間の金利。美味しい。

この要因、敵国になり得る力のあった国の衰退が主たる原因だと思う。ロシアと中国、、、。この2国が沈む=アメリカが浮くという構図。21世紀前半の覇権争いにアメリカが勝利して2050年までとは言わないが、2030年まではアメリカが沈むということは非常に想定しにくくなった、、、という結論で良いと思う。

よってアメリカは当面安泰。今後出てくる自動運転、仮想空間、医療産業、宇宙産業、、、とやっぱりアメリカがリードしていく展開になると予想。

中国経済

中国は厳しい。相当厳しい。とにかく富の流失が止まらない。それは人的資本も含めて。計画経済はここが限界という感じ。人民を食べさせるために習近平含む執行部は良くやっていると思うが、それでも自由経済には勝てそうにない。アメリカのなりふり構わない中国イジメもさすがに効いてきている。

経済は厳しい(=株のリターンは厳しい)が、中国の個人の強欲は果てを知らないというのが特徴なので、1970年代の中国の姿に戻るだけだと思う。でもそれは決して不幸なのではなくて、13億人の人民にとっては幸せになるのかも知れない。アメリカのような完全個人主義敗退者退場社会ではないので、、、。日本も同じ。東アジア人にはこっちの方が多分向いている。

中国は日本同様、アメリカに負けた。日本(1990年以降)はアメリカ経済の軍門に下るという選択を行い、中国はその軍門には下らず自力で再生の道を選んだ、という感じ。

そして自力再生は経済的には相対的に貧乏になってしまう道。なぜなら西側の科学技術の恩恵を十分に受けれないから。まぁ中国人民の「人」としての生活は豊かになるかも知れないが、、、。

しかし「人」の価値も変遷するのでそれもやっぱり夢幻になると思う。

ということで、習近平存命のうちは中国経済浮揚は厳しい。2040年くらいまで厳しいと思う。

日本

ようやく物価が上昇してきた日本。それに伴い給与も上昇する。そのため購買意欲はだいぶマシになると思う。日本のアキレス腱は「高齢者医療介護」。これにメスを入れれるか否かが重要だが、現実的には入れられないと予想。ゆっくりと高齢者社会=現役高負担社会が継続し、どこかのタイミング(100年後くらい?)で、その塩梅が良い感じで均衡してきて高齢化社会が過去のものとなる、、、という形になるのだと思う。

そのような政策を行なっていくので、もちろん国力自体は弱まり円安は進行。10年後の円は1ドル200円時代になっていると予想。

産業は国民特有の几帳面さが全面に出た工作機械系は変わらず繁栄。また、安い労働力を求めて中国からの製造系の移転も期待できる(チャイナリスクを抱えるくらいなら、少しだけ高いくらいの日本人の方が相対的に良いという選択)。

円安で独自文化財豊富なので観光産業はさらに繁栄する。几帳面なおもてなしも変わらず受けると思う。

アメリカ国日本州的な立ち位置は確定しているので、アメリカのおこぼれを頂ける展開に。また、21世紀中期の隆盛の象徴となるインドと歴史的に友好関係があるため、そのおこぼれも期待できる。

国民、特に現役世代は高税率の税金で西側諸国の中では貧しい生活となるが、国内産業は良い時代になると予想。株価もインフレに伴い上昇していく。

まとめ

  • アメリカ経済のイケイケドンドンは続く。覇権争いで勝負付けがついたため、もっと凄いイケイケドンドンを迎える。
  • 中国は日本と同じ轍を踏んでいる最中。しかし、自力再建の道を選んだため、日本以上に厳しい経済環境になる。
  • 日本は中国が沈んでモノ作りが復活。国民は高税率で生活は豊かにならずも、日本の産業全体としてはかなり元気になる。貧富の格差はアメリカのように拡がっていく。

ということを予想。とりあえず2027年までは日米株にとってとても好ましい環境になっていくと思う。その後にバブル崩壊みたいなフェーズが来ると思うけど、、、。

そして日本不動産は今は天井に近いので、不動産は2027年以降が吉だと思う。

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