円安が止まりません。
2022年4月13日16時の時点で126円を突破しています。
チャート上で確認すると、昨年9月頃よりアメリカゼロ金利解除で徐々に円安傾向になり、ウクライナ戦争とアメリカインフレのWパンチで3月から現在にかけて急騰しています。1ヶ月で約10円です。この半年で110円→125円と約10%の円安となりました。
では、この円安どこまで?となるのですが、一つゴールが125円と思っていましたが、130円までは行きそうです。
チャートでみると125円近辺は心理的な上値抵抗ラインという感じですが、それを明確に超えてきそうなので、次の目標は心理的に130円でしょう。
ただ、この130円もおそらく追加点、、、。1年後3年後5年後・・・というスパンで考えると、もっと円安になるのでは?と思っています。
これといった資源のない日本。精密機械や電子部品で築き上げた地位=円高も中国・東南アジアに追い越され、その優位性はもうほとんどありません。
さらに国内市場も高齢化・少子化・既得権への忖度政治と将来性の見通しは非常に悪いです。さらにコロナでばら撒いたお金を回収するために世界の中央銀行は利上げを実施しますが、日銀はそれに追随できない(国債利払に直結するから)状況です。
それらを考慮すると、プラザ合意前の水準、1ドル=200円程度というのが現実的な評価なのかな?と考えています。もしかして利上げができないという評価で瞬間風速的に300円付近まで行くかもしれないですが、、、。
エネルギー支払料金が高くなり、慢性的な貿易赤字になり、一般市民の生活がかなり苦しく(=電気代や食料品代など生活維持のための料金の値上げ)なった時に、色々初めてまともに政治が動くのかな?と思っています。
本当は今すぐにでもエネルギー政策の大転換(=原発推進)をした方が、長い目や多数の利益になると思うのですが、その決断を今の政治はできないでしょう。まあ、その政治を選んでいるのが国民なんですけどね、、、。
ですので、個人としてできることとして、かなり円安になった!と換金を検討するのではなく、「円崩壊物語の序章が幕開けした」と考え行動した方が先々は相当良い結果が得られるのではないか?と思っています。
「そんな急に円安なんてこない」「日本は大丈夫」という気になりたいのですが、一度世界から「危ないんじゃね?」と指差されると、あっという間に崩れるのが為替。トルコのリラを参照にしてみてください。(ここまで過激に動くとは思っていませんが、、、)