2024年6月12日 ハンセン指数を考える、、、

高値19200ポイントから現在だいぶ下がりまして17900近辺。18000を割り込みました。個人的には18200ポイントを付けた時点で一応の到達感がありましたので、持ち株の95%は売却。残りは観測目的で持っています。

で、今後のハンセン指数のチャートですが、上がる時は上海総合指数の後追いをするくせに、下がる時は同時という性格があり、さらに国の保護はありませんので、本土に比べて下がる角度は鋭くなり易いです。

今年の1月末の16200を底として5月下旬の19200を天井とした場合、上昇幅は3000。
33%下げが18200、これは到達。次のターゲットは50%下げの17700。上海の下げ方見るとそこも到達し、次の66%下げの17200がチャート的も一応の下げ止まるポイントになりそう。

で、そこから先三角保ち合いがどちらに行くか?ですが、これは何とも言えない状況に、、、。

というのも、中国は資本主義の洗礼というか、共産主義とは相容れない政策の舵取りに四苦八苦している状況です。資本主義を取り入れた結果、経済的に豊かになりましたが、人民は西側の自由な気風に触れる機会が多くなり、結果、窮屈な自国に対してインテリ層が諦めの境地になり国外脱出を図りまくってます。

自国内で回遊するはずの富も海外に流れており、また多数の西側企業も「不当拘束」のリスクヘッジを考慮し別の国に生産拠点を移動させています。

また直近のフランスのように反グローバリズムも世界中で台頭しつつあり、世界の工場である中国にとってはその勢力の目の敵的なポジションになり易い状況です。

13億人の頂点、習近平、という皇帝が束ねているのが現状なのですが、やはり13億人を束ねるのは無理があるので、その辺りの無理筋な状況が改善されない限り、実体経済に打撃がコツコツと、しかし確実に積み上がっていっている、、、そんな状況かと思われます。

世界のマネーの行き場としては中国はちょっとリスクが高い地域となっており、中国に投資するくらいならインドに投資しよう、、、という趨勢が決したような気がする今日この頃なのです、、、。3ヶ月前まではチャイナ復活かな?と思っていたのですが、やっぱり無理そう、ということを今は思っています、、、。

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