反転攻勢? 3/23 相場感、、、

ウクライナ問題はまだまだ予断を許さない状況ではありますが、各国の株価指数は「ウクライナ戦争後」を見据えた値動きが顕著になってきている感があります。


まずは日本、、、

5日平均ですが、10%アップしています。「円安」と「コロナ終焉」が材料となっています。物価高も既成事実化されており、それも要因でしょう。日本の景気は「外国人の観光収入」次第だと思います。もう他の産業は残念ながら厳しいです。幸い先人達の残した偉大な歴史的建造物が大量にあり、自然豊かな四季があり、おもてなし文化があり、治安の良さ(=民度の高さ)があります。金持ち外国人旅行者にとってはとても行きたい国でしょう。これを活かして外貨稼ぎに勤しむのが景気が酷く悪くならない方法だと思います。その期待感が株価に現れているのでは?と思います。

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アメリカは、、、

特にNASDAQの上げが目立ちます。もう利上げについては折込済みですね。前にも記しましたが、今回の制裁でロシアとヨーロッパの被る被害は、アメリカの利益になります。アメリカ産LNGやアメリカ産小麦など、「アメリカ産」がヨーロッパで消費されていたロシア産の代替となります。物価高でもアメリカの「モノ」が世界で売れている状況になるのですから、アメリカ人は裕福になり、その資金がどこに向かう?という感じでしょうか?世界中の資金もその「儲け」のおこぼれ目当てに集まるのではないでしょうか?

中国は、、、

日米と比較して伸び率は良くないです。中国は今後「ロシアの尻拭い」と「西側に協力しなかった国」として進まなければなりません。とても困難な道のりです。また、アメリカの中国イジメはロシアが超弱小国に落ちぶれますから、一身に背負わなければなりません。そんな状況を予見している中国内部勢力ももちろんいますので、習近平勢力との権力闘争は必至で、習近平が内部の統制をどうとっていくのか?が読めません。この「ウクライナ戦争」でかなり内部で対立が起きていることが外にも漏れてきていますので、実態は相当揉めているのでしょう。

政治の先が読めないところに資金は集まりませんので、やっぱり株価は厳しいかと思います。習近平の3期目確定したら、ある程度先は読める展開になるので、それまでは触らない、、、が良いかと思います。

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ヨーロッパは、、、

ロシアに資源を依存していた国はどうしてもキツイですよね。安いロシア産から高いアメリカ産に変更しないといけないので、、、。クリーンエネルギーに「原子力」が復活しましたが、ロシアの軍事との折り合いをつけながらの運用を迫られるので、なかなか方針転換はすぐには出来ないでしょう。ただ、こういう切羽詰まった状況になると、新たな技術が加速度的に生まれ運用されるものです。日本とヨーロッパが協力して「核融合発電」に本腰を入れる機会になるのではないでしょうか?国土が世界一広いロシア産の格安エネルギーが中国独占になる可能性が高いので(表にはなかなか出てこないと思いますが)、高いアメリカ産を買うよりも、、、という判断になるのではないでしょうか?

商品価格は、、、

石油は「200ドル超える」とか言われてますが、そうなると新エネルギー開発が加速されます。それは産油国がとても困りますので、過度な価格上昇は抑えると思います。実際ヨーロッパの原発再稼働論(日本も)が出てきていますので、アメリカ産のシェールオイル・ガスにとって居心地の良い80ドル〜100ドルあたりをウロウロとする展開と思っています。
金は「有事の金買い」とありますようにウクライナ戦争前から徐々にあがり、ピークをつけて、有事前の価格に戻りそうです。物価が世界中で上がりますので(利上げの影響)、価格は極端に下がることもないでしょうが、2000ドル以上を超えることも難しいのでは?と思います。ロシア保持の金が市場に沢山出回れば、思ったより安くなることもありそうです。
食べ物代表のトウモロコシですが、こちらは高止まりしそうです。穀倉地帯のウクライナ・ロシア産が出回りにくくなりますので、しょうがないです。物価高も加わりますので、購買力の弱い国は食料調達に苦戦するかも知れません。

以上、妄想半分・エビデンス適当な感じで予想しています。自分に都合良く解釈しているところも多分にあるのですが、やっぱり世界の金はこの先3年〜5年は「アメリカに集まる」のだと思います。そのおこぼれを一番貰えそうな国が日本という感じでしょうか?

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ロシアとウクライナは、、、?

歴史と照らし合わせで予想すると、ロシアはもう「大きな北朝鮮」になっていくでしょう。「核で敵対国を脅す」という戦略です。ただ、ロシア人の中にも「まだまだ未来を生きていきたい」という人が大多数なので、プーチン存命中かわかりませんが、内部闘争が起こるのではないでしょうか?新しい政治体制にならない限り、経済的復活の芽はないでしょう。もちろん投資など出来る対象ではありません。

ウクライナは復興特需的な経済の盛り上がりを見せるでしょう。大変失礼な言い方ですが世界中から同情のお金が集まります。

ただ、この戦争がどういう終わり方をするのかは分かりません。朝鮮半島のような「一時休戦」のような形になるのか?ロシアが撤退するのか?ウクライナが領地をロシアに割譲するのか?この3パターンのどれかだとは思うのですが、どれ?となると予想ができません。が、長引けば長引くほど双方の死者が増えますので、どうにか早く戦争状態が終わって欲しいと心底願っております。

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