昨日朝、IHキッチンコンロの2つどちらも「強」で作動したらブレーカーが落ちた。他に暖房やファンヒーターなども使っていたので、間違いなく電気の使い過ぎとわかった。
写真のブレーカーが落ちていた。「これを戻せば良いだけでしょ?」と下がっているスイッチを戻そうとするが、全然戻らない、、、。何かバネのような力で押し戻されてしまう、、、。
「何で戻らんの?」と思い、ネット検索、、、。どうやらこれは「アンペアブレーカー」という名前らしい。とりあえず他ブレーカーを全部切ったら戻せるようになるなどあったので、実行するも全然戻らずやっぱり跳ね返される、、、。
分電盤(ブレーカースイッチの盤)を製造年月日を見てみると「1992年」とある。これはさすがに古過ぎて壊れたのかな?と推察。
嫁は少々パニックになり(自宅仕事のため電気NG=仕事出来ないため)、電気工事に少々詳しい知り合いに電話、その知り合い曰く「東京電力にとりあえず連絡を。」と言われ、嫁がネットで調べて連絡。30分以内に状況を見るために自宅に来るとのこと。
しかし嫁、「本当に私、東京電力に連絡したのかしら、、、。」と言い出す。電話番号をネット検索するもヒットせず。だいぶ怪しい、、、。
30分後、嫁が電話した東電が到着。一応確認すると「東電ではない」とのこと、、、。その方曰く「とりあえず見るだけなら2300円です。」と。帰って頂くこともできたのだが、とりあえず見てもらうだけなら少額のためお願いすることに、、、。
東電ではない方、とりあえず見てもらうと「この状況だけでははっきりした原因はわからないですね。まぁ、多分分電盤が古いのでそれを取り替えれば大丈夫だと思います。他、色々検査も必要になると思いますけど、、、。」と。私がもし取り替えるとなると費用はどれくらいか尋ねると「まぁ、ざっと20万円くらいですね。」と、、、。
高くね?と直感で感じたため、「わかりました。見てもらいありがとうございます。夕方に知り合いの電気屋に来てもらえそうなので、とりあえず大丈夫です。」と伝える。少々嫌味を言われたが、現金で2300円を支払い帰って頂く。
後でその方の会社をネットで調べたが検索してもほとんど情報なし、、、。うーん、怪しい、、、。
情報弱者の嫁では東電にアクセスできないので、私が試みる。Googleで調べるとスポンサーが沢山上位に来る。嫁は多分このどれかに電話したのだろう。東電、、、喰い物にされ過ぎだろ、、、。
「ブレーカー 故障 東京電力 問い合わせ」で検索して、ようやくTEPCO(東電)のそれっぽいページに到達。
そしてそこの、、、
Q5のところに「東京電力パワーグリッドに問い合わせ下さい」とある。どうやら「東京電力パワーグリッド」に問い合わせをする必要があるらしい。
ということで「東京電力パワーグリッド」に行き、そこでコンタクトページを見つける。これもすんなり行けずでいくつかのページを経由する、、、。情弱嫁にはハードル高すぎる、、、。
そのページを下にスクロールしていくと、、、
ようやく東電にブレーカーの件を聞けそうです。LINEチャットがあるので、それが一番おそらくレスが早いだろうと推察しLINEで問い合わせすることに。
やはりLINEの対応は早い。多分全ての対応で10分かかっていない。電話なら「順番にお繋ぎします」を何度も聞くことになったかもしれない。
とりあえず文面にあるように1時間後に東電の方、無事に来てくれた。
そして戻らないアンペアブレーカーを見て「あぁ、これですね、これ交換すれば直りますので、少々お待ち下さい。」と。直している間に色々伺った結果、下記のことがわかった。
・分電盤(ブレーカーの盤)は、東電の提供している部品も使われている。
・アンペアブレーカーは東電提供の部品。
・東電提供の部品のため、壊れたら東電が無料で交換する。
・60Aのアンペアブレーカーは1社しか製作していない。
・このアンペアブレーカーはなぜかブレーカーが何回か落ちると中のスプリングのようなものがイカれてしまう。
とのこと。そういえば何度かこのアンペアブレーカーが落ちて戻すことが出来た記憶が薄らあった。東電の方に「今日はこういう問い合わせ多いのですか?」と伺うと「こちらで2件目です。この次も同じ症状で行きます。寒くなると出るんですよね、この症状(笑)。」と明るく答えて頂く。
他にもこの古い分電盤を交換した方が良いか尋ねたが、「うーん、交換した方が良いでしょうけど、別に交換しなくても特に不便はないでしょう。」と。
料金は題名にあるように「無料」。理屈的には「電気契約に必要な東電提供の部品がぶっ壊れたので、交換については全て東電が負担する。」ということらしい。
鍵や水道などいわゆる「至急を要するトラブル」はパニックになり、法外な値段をふっかけられても「とりあえず良くわからないけど、このトラブルが解決できるのならば、、、」となり払ってしまいがち。これは株にも精通するものがあり、パニックになっている時の売り買いの判断はだいたいロクな結果にならない。
これを通じて何が言いたいかと言うと、パニックになっている時こそ、どうにか自分を客観的に見て、おかしなバイアスのかかっていない情報に辿り着き判断する、ということをしていかないと大損する、ということです。はい。
あと、60Aブレーカーが戻らなくて困ってる人がこのページに辿り着ければ、、、と思っています。
*分電盤は知り合いの電気屋に交換を近々で依頼しようかと思っています。流石に1992年製はおっかないのよね、、、。