今後日本で起こりそうなこと〜インフレ対策を考える〜

インフレ・・・

バブル崩壊から30年以上、平成の全てをデフレで経過してきた日本。そのため、日本に住む多くの人が「インフレ」とは何ぞや?となっている中、2023年は確実にモノの値段が上がり、日本はインフレ経済に突入している。いわゆる「デフレ脱却」という状態になった。

正常な経済では基本的に緩やかなインフレが起こる。アメリカやヨーロッパの賃金が上昇しているのは簡単に言うと「経済が正常だったから」。そして日本の賃金が上がらなかったのは「経済が異常だったから」。

その異常は何だったのか?と言えば、それは「バブル経済」の処理。バブルで大損した方々の借金を当時の日本政府は帳消しにし、未来に負担させることで救った。銀行の不良債権処理が典型。それがようやく終わりを迎えるのが「今」という認識で良いと思う。(少子高齢化による社会保険料増大もバブル処理をおそらく倍位の時間をかけさせた原因となった。)

各国の年次インフレ率(2000年〜2023年現在)

日本のこの25年間のインフレ率が下の図。0%近辺に張り付いている。

日本の25年のインフレ率

下図は日本の1950年位からのインフレ率。経済成長している時にインフレが起きていることがわかる。

1950年位からの日本のインフレ率

台湾。こちらも日本と比較すると2%前後に張り付いている。

台湾の25年間のインフレ率

アメリカ。2〜4%で張り付いている。

アメリカの25年間のインフレ率

オーストラリア。2%前後で張り付いてる。

オーストラリアの25年間のインフレ率

イギリス。2000年以降、2%前後に張り付いている。

イギリス25年間のインフレ率

フランス。00年代は2%前後。2010年以降は0%もしばしば出現。

フランスの25年間のインフレ率

ドイツ。フランスと同じような感じ。同じユーロなんで。

ドイツの25年間のインフレ率

各国の1人あたり名目GDPの比較

そしてこの間の一人当たりの稼ぐ金額(米ドルベース換算)を図にすると、、、

水色で少し影があるのが日本なのですが、全然伸びてないんですね。

2000年と2022年を比較した1人あたりの名目GDPは下記の通り。

国名2000年差額2022年
日本39,173-535133,822
米国36,313+4003576,348
イギリス28,348+1694745,295
ドイツ23,925+2471148,636
フランス23,212+1919742,409
オーストラリア20,895+4463165,526
台湾14,844+1779932,643

ちなみにこの間に世界経済の規模はGDPドル換算でおおよそ3倍程度大きくなっています。

で、ここまでは前置きで、今後日本はデフレが解消され、インフレ経済(=世界的な流れに乗る)になります。

インフレ経済期の株価推移

インフレ=モノの値段が上がる。この解釈で正しいのですが、どれくらい上がるものなのか?目安は?となるのですが、これの最も良い目安は「株価」だと思われます。

ドイツのDAX

1990年起点で。30年でおおよそ10倍の株価になってます。

アメリカ、ダウ。

こちらも10倍以上。

イギリス。

3倍くらいになっています。

オーストラリア

こちらは7〜8倍になっています。

そして日本、、、

ようやくスタートラインに戻った感じです。

日本株大復活の日は近い!?

日本が今後インフレになることは間違いありません。おそらくモノの値段も上がり、給与も上がると思います。

財務省的にはモノも給与も上げる、しかし年金はそのペースで上げない、、、を狙っていて、多分その通りになると思います。

日本の構造的問題で最大の弱点は「老人医療介護費用」をどこから調達するか?であり、これ以上現役世代から搾取は期待できません。

そして、そもそも日本にある「富」の所在を考えれば、60歳以上が富を半分以上持っており、ここから掻っ攫うしかありません。それも合法的に。

そう考えると、、、

①現役世代はインフレのため給与が上がる。
②高齢者はインフレ率より低い設定で年金支給となる。
③60歳以上の「富」の半分近くが「円現金資産=銀行・郵貯預金」で、インフレでこの価値が下がる。

となります。

そして、③の「富」を掻っ攫う下地はできています。

財務省は70歳以上の富を掻っ攫うとは直接は言っていませんが、間接的に「現金資産は考え直せ!」と発信しています。NISAやIDECOはその典型です。岸田総理も「貯蓄から投資へ!!」と叫んでいます。

これはインフレが起きて現預金の価値が下がった時の「言い訳」(=あの時言いましたよ〜)をすでに発信していると判断して良いと思います。

多くの高齢者の現金至上主義は変わらないし、現金以外の資産にするメリットもあまり多くない(=必要な時にすぐに使えない)ので、今更溜め込んだ現金を投資に回すことはしません。なので、この「高齢者の富」を掻っ攫うスキームを現在粛々と実行しているフェーズだと思っています。

あとはこの「掻っ攫い」がどこまで出来るのか?ステルス的に行えるのか?が重要なのですが、これはそれなりにすでに上手く行えているため、2030年頃にコーラ1本200円とか、山崎食パン300円とかにしていくのだろうと想像しています。このあたりのセコい操作は日本は得意そうです。

そしてそれを見越して、日本の株価は全般的に上がります。現在33000円近辺ですが、多分2027年に50000円近辺、2030年には60000円近辺になっているかも知れません。円安もじんわり進行し、2030年には1ドル200円近辺と思っています。

なので、やっぱり今は株を買えるだけ買っておけば良いと思っています。また、余裕があるなら高い買い物(住宅や車)もするのも良いと思っています。そして借金をして買えるなら借金した方が100%良いです。

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