2022年を予想する前に2021年を振り返ります。
まずは日本、、、
河野で期待され、岸田で撤退、、、そんな政治色の強い相場でした。これは2022年も変わらないでしょう。
次は中国、、、
香港は7月の「習近平談話」から一貫して下げました。恒大なんかもろにそうでした。
上海は日経と割と似た動き。日本と中国は政治に株価が振り回された年って感じです。
次にアメリカ、、、
ダウもナスダックも似たような動き。直近ではオミクロンで少しボラ高めの動きでしたが、年初から割と綺麗な右肩上がりでした。年間パフォーマンスは20%プラス位。凄いですね、、、。
ちなみにドイツはこんな感じ、、、
ヨーロッパは基本アメリカと動きが連動してますね。まあ、個人的には投資対象の銘柄がありませんので、参考程度です。
これらを参照にして、2022年度の箇条書きにして考察をしてみます。
①コロナが収束する。
→オミクロンの弱毒化でスペイン風邪と同じような軌跡を辿り収束しそうです。およそ2年。長かった。
②自動車がEV化が加速する。
→トヨタが白旗を上げました。世界がEV化に向けて加速します。日本の自動車産業はかなりきつい局面に入っていきそうです。
③リベンジ消費が開始される。
→コロナが収束して、世界の市場にジャブジャブのお金が一気に動きそうです。
④アメリカが利上げする。
→過剰なインフレ抑制のために、アメリカは利上げをして、ヨーロッパ各国も追従するかと思います。日本も追従すると思いますが、ヨーロッパのような追従は難しいと思います。
⑤習近平が再選する。
→これも既定路線。ただ、中ではまだ相当権力闘争しているので、土壇場大逆転(習近平失職)のシナリオも頭の片隅で、、、。でも、株式市場はポジティブサプライズとして反応するでしょう。
ということで、日本市場は車産業のパラダイムシフトの煽りをもろに受けそうで、世界から資金が流入するということは考えにくいです。円安はポジティブですが、利上げできないのがバレて、結構厳しめの円安も想定したいです、、、。悲しいですが、、、。岸田総理の政策はズバリ「皆等しく貧乏になりましょう」というこれまでの路線の継続なので、浮上の目は期待しない方が良いと思います。
中国は習近平の再任が焦点で、それは秋にありますので、それまでは権力闘争の色々な噂が徘徊すると思うので、株は上がったり下がったりと動きながら結局あまり上がらず、、、という感じだと思います。このイベントが終了したら、方向性が見えてくるので、それまでは触らないほうが良いかと、、、。
アメリカは利上げをするのですが、そんなのお構いなしでリベンジ消費の嵐が吹きまくると思います。そういった属性の人達です。相変わらず沢山のイノベーションも生まれるでしょう。また、アジアが中国・日本と政治的に不安定なので、一層投資先として世界中からお金を集める市場になると思います。個人的には「アメリカ市場のバブルは始まっている」と思っています。2022年はバブルの「中盤〜終盤」のような動きを見せるのではないか?と思っています。つまり上げの角度がさらに鋭くなるのでは?と思っています。
アメリカ強しは個人的な希望も入っているのですが、唯一の対抗国である中国が内部でゴタゴタしていますので、やっぱりアメリカ市場に金がさらに集まる、、、という状況になっていくのが、2022年のメインシナリオと考えています。