不正検査問題でトヨタが売られています。また、都銀の株持ち合い解消もネガティブニュースとして売られる要因となっています。
チャートを見ると、、、
年初来高値は3900円近辺、綺麗なH&Sを形成して下げトレンドへ。直近では3000円台をつける展開へ。2023年9月、2023年11月、2024年1月に上値として意識されていた3000円が、恐らく現在の下値の底として意識されているかと思います。そして2月以降に上がった株価分はほぼ消失した形になっています。
市場参加者は実際に売上が下がると見ているのか?と言われれば、それはやはり???でそうは見ていないと考えるのが妥当で、この下げはモメンタム的な下げ➕ネガティブニュースのWパンチという感じでしょう。
検査不正については、3車種の生産停止となっていますが、年間生産が13万台で月間1万台弱の影響となります。7月で問題解決となると思われるので、約2万台程度の影響がありそうですが、トヨタ全体では1000万台弱を見込んでいますので、経営利益に対する影響は軽微かと思われます。
それよりも為替レートが145円を想定しており、恐らくこれが上振れ(円安方向)すると思うので、売上は想定以上になると思われます。
検査不正についても、発覚がBYDのCM垂れ流し時期と被っていましたので、それなりの勢力がそれなりに気張った結果なのだろうと思われますが、電気自動車の欠点が周知されたのが2024年と思いますので、トヨタの国内売上にはほぼ影響がないと思います。
この不正については他社も行っているため、トヨタが嫌だからマツダに、、、という流れにもなりません。お役所と自動車メーカーの業界のイニチアチブをどちらが取るか?みたいな揉め事レベルかと思います。その揉め事にチャイナが乗っかり、、、みたいな感じでしょう、多分。そして、お役所が怒って、それをメーカーがアタフタして火消しに回って、お役所が満足してチャンチャン、みたいな終焉が7月末なのでしょう。
なので、今の株価は結構美味しい感じなので、そこそこ買わせて頂きました。
三井住友GとTDKは一旦撤退しています。それをトヨタにぶち込むみたいな感じです。