円安が勢いづいてます。
原因は、、、
発表されたCPIが予想よりちょっと高かった(インフレ気味)
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関税の初期的影響が疑われている
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関税の影響がもっと鮮明になるころにはさらにインフレが高くなっているかも?と疑念の声がでる。
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インフレ抑制のために政策金利が下げられない
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日米金利差を意識した円売り・ドル買いが行われた
このような見立てで大筋良いかと思います。
基軸通貨がドルなので、どうしても為替=円ドルで考えてしまいがちですが、、、


ユーロは安値をトライ中でフランは安値を更新中なんですよね、、、
円安の1番の問題は参議院選挙での自公の惨敗予想、、、そして参政党の躍進、、、

つまり、日本国民は「減税」に迎合しており、決して「歳出削減」ではない、、、という悲しい現実がいよいよ浮き彫りに、それも国際社会で浮き彫りになってきた、、、ということかと思います。
3年前のこちらや1年前のこちらでも予想していることが順調に起きてしまっている、、、という認識です。
トルコやギリシャやアルゼンチンの背中がうっすら、、、と記していたのですが、割とはっきりと見えてきた、、、というのが今の情勢かと思います。
「クレクレマインド」の辿り着く国家は「弱者の椅子の取り合い」です。そのためあっちでもこっちでも「自称弱者」が発生します。そして確実な票が欲しい政治家はその手の筋と手を組みます。この負のループが20年起きていていよいよフィナーレを迎えそう、、、というのが今現在かと思います。
円高の時はそれで良かったのです。だって印刷すれば良いだけだったので、、、。でも円安の時は違います。印刷すれば円安が加速して物価がどんどん高くなっていきます。
ですので、今後起こることですが、、、
・円安はまだまだ進む
・物価はまだまだ高くなる
です。そしてそれが終わるのは、
・財政規律にとりかかる(歳出削減)
以外ありません。それが見えてくるのは、現在外国人問題がクローズアップされるような経緯、つまり「一般市民の目の前(普通の生活の中)で、それらによる問題が可視化された時」であると思います。今は弱者の目の前、例えば小学生の給食が貧相になっている等で起きており、一般市民からはまだ遠いです。
もっと分かりやすい形、恐らくですが相当な物価高(今の3倍くらいか?)が起きた時に「円の価値を高めなければ、、、」と気づくのではないか?と思います。でもそれは崩壊の先ですから10年くらい先の話になりそうです。
でもどうせ崩壊するならさっさと崩壊したほうが立ち直りも早いと思うので、ばら撒き政党はドンドン頑張ってほしいと思っています。
とにかくこの10年は「円」という資産からどうやって距離を取れるか?が非常に重要になってくると考えています。