11月3日アメリカ大統領選後にそれなりのご祝議相場が来るとわれ、年末に向けて相場はそれなりに高いポジションにあると思うのですが、一旦現状を整理してみます。
アメリカ大統領選挙
10月10日現在、接戦と報道されている。ただ、一般的にメディアが民主党寄りであり、民主党優位な結果になり易い面もある。2016年と2020年も民主党優位と報道であったが、2016年は敗退、2020年は接戦であった。事前報道の状況と過去二回の情勢を鑑みると、トランプが当選する可能性が高いと思われ、市場もそれを少しずつ織り込み始めているような感がある。
ただ、どちらがなってもアメリカ経済優位な状況は変わらずで、株的にはトランプの方が良いけど、でもハリスだと絶望、、、という訳でもない。良好な経済状態はもうしばらく継続していくのだろうと思われる。
日本衆議院選挙
こちらも10月27日に決定していて、野党が相変わらず弱く、仮に自民党が議席を減らしても、主要野党が連立することは考えにくく、自公+維新又は国民民主、となるのだと思われる。
そうすると、自民党主導政権であり、クルリンパした石破さん=岸田路線継承となるため、「賃金上昇=物価上昇」となり、「現金預金者=高齢者」にインフレ税を課すことで財政規律を正していく、、、という路線は継承されると思われる。現役世代優先の政策が徐々に現れてくると思われ、経済は良い方向に向かうのではないか?と思う。
ヨーロッパの動向
ドイツがエネルギーにおいて原発廃止とロシア依存のツケがここにきて鮮明になってきており、国内の産業に暗い影を落とし始めている。
移民問題も大きくなっており、これまでの経済成長の下支えであった「安い労働力・安いエネルギー」の剥落がチラチラと見え始めていて、経済的にはアメリカや日本より悪くなる可能性が高い。
ただ、それでも不況みたいな感じになることはないかなと。アメリカが元気なので、それに引っ張られるような感じ。ドイツが一人負けしそうな雰囲気はある。
中国の動向
ここにきてドデカい経済対策を発表し、株価が暴騰した中国。ただ、中国の場合、これまでの先進国に追いつけ追い越せのイケイケドンドン志向は完全になくなり、負の遺産の清算業務が始まっている最中。
アメリカの経済制裁もそれなりに効いてはいるが、それ以上に外資の撤退が辛い。撤退した外資が行く先は、円が安くなった日本やインドとなる。
国民のマインドも完全に節約志向になり、バブル崩壊後の日本のマインドと似ている。株価的には底をついて上向いている状態と思うのだが、アメリカや日本と比較して、その上昇幅は低いと思われる。個人的にはこの暴騰局面に乗れなかったのは痛い、、、。
次は個別銘柄で、、、
楽天
財政的にはモバイルが(世間の)想定以上の伸びをしていることから、一時のヤバい状況からは脱却した。とりあえずモバイルが今後どうなるか???が全てであるが、現政権で菅さんがそれなりのポジションにいるため、そのバックアップはそれなりに期待できる。
一部プラチナバンド詐欺と揶揄されてはいるが、スマホキャリアになるメリットは大きく、みずほとの協業も良い方向に向きそうで、三木谷さんのトップ営業の成果が果実となりそう。
楽天商店も野球もそうだけど、三木谷さんのここぞの勝負感と行動力は凄い。
AMD
インテルがとりあえず脱落した半導体産業。そのインテルの分野で一番美味しいところを持っていけそうなポジションにある。
AIについても一部ではバブルが終わった、、、と聞かれるが、まだまだ序の口の様な感もある。ただ、GPUについては流石に勢いは失われつつあり、AIについても次のテーマに移行しつつあるのかな?とも感じる。
チャート的には2番底確認後の上昇局面となっており、前年の上昇幅を参考にすると2025年2月に290ドル辺りが見えてくる。価格はともかく、2025年2月あたりが一旦の天井になる可能性が高い。
共立メンテナンス
もっとドーミーなどのホテル事業が伸びると思ったけど、思ったより伸びていない、、、このあたりが今の株価に反映されているっぽい。
ただリゾートは温泉メインで前期は苦戦するのは分かっていたので、寒くなるこれからが本番。リニューアル作業もそこに合わせているはずなので、半期は多分がっかりになる可能性があるけど、3四半期決算は相応なポジティブな感じなり、相場の地合次第では高値を目指すかな?と願いを込めて想像してる。
とりあえずこんな感じで願望も込めた現状を整理しておきます、、、。