
地方救済政治を謳っている以上、利上げはしにくいはずなのに利上げを謳っていた石破さんですが、1週間もしないでクルリンパは流石に想像できませんでした。
実態経済としての日本の地方は残念ながら人口構造的に再配置を余儀なくされており、いわば「何を諦めるのか?」のフェーズにとっくに突入しています。
しかし石破さんの支持基盤はこの「捨てられる側」です。安倍政権で苦虫を噛んでいた政治家が頼ったのが石破大将です。石破大将がこれらに住む人々を無下にすることはできません。
「アベノミクス=金融緩和」なのですが、その恩恵は都市部が多く受けている(そんなわけないのですが、、、)という妄想に囚われた人々に担がれた首相、、、それが石破さんだと思います。
そして、その「捨てられる側」に金をばら撒く方法は2つです。
①金融緩和を継続し市場を金でジャブジャブにする。
②都市部から徴収(=都市部現役世代増税)する。
この2択しかなく、①を選ぶのは自明の理かと思います。そして①が続く以上、円安は避けられない、、、ということです。
石破政権、、、実際は森山・菅・岸田の3頭政治的な感じあり、森山・菅ラインは地方活性化を至上命題としており、そのための地方バラマキ政治はまだまだ継続される、、、で良いかと思います。なので、国内産業は育たず、観光頼りの性質が強くなっていくのだろうな、、、とぼんやり想像しています。
それを踏まえて為替予想ですが、、、

直近2年強を見てみると、上図のようになり、今回の石破さんの発言で新たな円安局面に入ったと思われます。これがどこまで続くのか???ですが、、、

ちょっと見づらいのですが、図2のような感じになるのかな?と。2025年7月くらいに今年の高値に接近、一度3ヶ月程度の調整局面を経て、再上昇。こちらの再上昇の角度の方が高くて、2026年7月くらいに170円台あるいは180円台になっているのかな?と妄想しております。
欧米経済が想定外のこと(戦争など)でずっこけて、円高になる、、、なんてこともなくはないのですが、今回のイランの反撃は、「もうこの辺で手打ちにしてくれ、イスラエル」的なメッセージが多分に込められた反撃でした。そしてこの手打ちに応じないとイスラエルも相応の被害が予想されるため、さすがにこれ以上のエスカレーションは望まない、、、と思っているのですが、戦争はそんなの無視で突然やってくるものでもあり、、、。
とりあえず11月3日が過ぎて12月になれば色々と安定に向けて動き出すと思いますので、それまでは凸凹する相場になると思うのですが、泰然自若でいましょう。